【胸像(屋外)】 | ||
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「銅像の修復前状況」 |
「ご依頼主との打ち合わせ」 |
「銅像の修復手順」 残っている着色と汚れを一旦落とします。 着けた色が落ちにくいようにする下処理を施した後に、基本となる色を全面に着色します。 乾燥後に布やタワシで擦って余分な塗料を落としながら、基本色を本体に固着させます。 ここまでの下処理を丁寧に行う事によって、本来の形を崩す事無く、薄くて強い着色をする事が出来ます。 その上に、周囲の雰囲気や像の形状に合わせて、異なる微妙な色を何色も薄く重ねていきます。 |
「修復のポイント!」 今回は、色直しをする前から「古色」としては綺麗な状態ではありました。 2年前に修復したという業者も、それなりに良い仕事をしていた様子でしたが、こちらの学校のご要望に沿った色味にしていなかったのだと思われます。 古色仕上げや、新作仕上げといった色味を決めるには、その銅像が「どういう意味で建立されている」かによって選択しないといけません。 銅像の着色修復は、単に色を直すという気持ちで行ってはいけません。 多くの業者は自分の方法を一方的に押し付けているのが現状です。 当社では、銅像管理のご担当者と細かい打合せを行い、銅像の歴史などを伺って その銅像に相応しい色を提案させて頂いています。 今回の学校のように、創設者や功労者の銅像を大切にしている学校は、まだまだ少ないのが現状です。 しかし、そういった気持ちを多くの方々が持っているこの学校は活気もあり、学生達もいきいきとしていました。 |
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