基本的にFRP彫刻が設置されている現場へ出張して作業をおこないますが、大規模な修復が必要な場合は工房へ引き取っての作業となります。
FRP 彫刻の修復

近年、日本各地に有るFRP彫刻ですが、金属彫刻に比べて強度の面で弱い場合があります。
自然劣化によって少しずつ脆くなっていったところに、作品の上に乗るなど乱暴に扱う事で亀裂や欠損が発生します。
亀裂や欠損、塗装の剥れを放置しておくと、そこから更なる劣化が進行してしまいます。
早めに修復をすれば、費用もあまりかからずに現場作業で簡単に直る場合がほとんどです。
また、亀裂や欠損箇所は鋭利なため、触れる事で大怪我に繋がる事もあります。
管理者にとっては安全面からの修理・修復は不可欠です。
屋外設置の彫刻は、FRP製であってもブロンズ製であっても、定期的な補修やメンテナンスは必要です。
定期的な補修やメンテナンスを繰り返す事で作品寿命を延ばせますので、劣化部分に気がついたらそのままにはせず、早めに専門家への修復を依頼して下さい。


FRP作品 修復前 → 修復後